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「地域の出産」課題探る 仙台で医師ら取り組みを報告 |
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出産可能な病院が各地で減少する中で浮かぶ課題の解決策を探ろうと、市民フォーラム「地域とチームでお産をまもる」が23日、仙台市若林区の市医師会館で開かれた。
厚生労働省研究班(主任研究者・岡村州博東北大名誉教授)の主催で、医師や助産師ら約100人が参加。聖路加国際病院・産科クリニック(東京)の進純郎所長が「常に勉強し、医師と議論できる助産師にはお産を任せられる。話し合いを重ねることで医師とスタッフとの信頼関係が生まれている」と話した。
院内助産システムを研究する京都橘大看護学部の遠藤俊子教授は「医師と助産師が、ニーズとリスクに応じて妊婦にかかわることが大切。助産師がキャリアを積めるよう系統立てた研修の仕組みをつくりたい」と述べた。
岩手県立大船渡病院の小笠原敏浩副院長は、医療機関と市町村をインターネットで結び、妊産婦の情報などを共有するシステム「いーはとーぶ」を紹介。宮城県周産期救急搬送コーディネーターの崔佳苗実氏はコーディネーターの導入後、母体搬送がスムーズに行われていることを報告した。 |
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(2010-10-30) |
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仙台市:自転車共同利用実験、市民対象に試乗会 |
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仙台市は27日、自転車を共同利用する「コミュニティサイクル」の社会実験を11月から始めるのを前に、市民試乗会を行った。利用者が登録後に発行される専用のICカードを使い、自転車を借りたり返却するシステム。体験者は「カードでの解錠操作が意外に簡単」などと好意的に受け止めていた。
自転車の貸し出しや返却ができるのは、中心部に10カ所設けたサイクルポート(拠点)。市は11月の1カ月間、実験を行って利用者の意見を集め、本格実施する際の参考にする。
試乗した同市青葉区、自営業、若生明美さん(51)は「中心部だけでは使いにくいので、利用エリアを長町まで拡大してほしい。料金も50円までならうれしい」と話した。
コミュニティサイクルは自家用車の利用を抑え、二酸化炭素(CO2)排出量の低減につなげる環境対策や混雑緩和の効果が期待されている |
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(2010-10-30) |
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高齢者生活こまやか支援 学生ら「まごのてくらぶ」仙台 |
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仙台市青葉区の国見地区周辺で、東北福祉大の学生らのグループが高齢者の生活支援に乗り出している。その名も「まごのてくらぶ」。草むしりや掃除などさまざまなニーズに応える、お年寄りの力強い味方だ。メンバーは「地域も大学も元気にしたい」と張り切っている。
グループは5月、実動部隊となる学生12人と、教職員で発足させた。名称は、かゆいところに手が届く「孫の手」のように、きめ細かに高齢者をサポートしたいという思いを込めた。
メンバー3人は今月21日、大学近くで1人暮らしをしている女性(77)の自宅を訪れた。1時間かけて窓を磨き、神棚のほこりもきれいにふき取った。
作業後、女性は学生にきりたんぽを振る舞い、鍋を囲んで会話も弾んだ。女性は「手伝ってもらえて本当に助かった。一日中、話をすることもない日が多かった。学生と出会えて、生きる力をもらった」と喜んだ。
グループの活動エリアは今のところ、大学から半径1キロ以内の地域。依頼は原則として、町内会の会長を通して受け付けている。
依頼を直接受けないのは、町内会で解決できる内容は自分たちで対応してもらうためだ。高齢者の困り事を住民が知ることで、地域の結び付きを強める効果を期待している。
発足以降、依頼は20件を超える。公園の花壇作りや祭りのみこし担ぎにも出向いた。学生は用事がなくても依頼者宅に顔を出すようになり、お年寄りへの声掛け活動にもつながっている。
グループの推進委員長を務める社会福祉学科4年の石原尚生さん(22)は「お年寄りが何で悩んでいるかが分かり、そこから地域の課題も見えてくる。解決に向けて、少しでも力になりたい」と意欲を見せる。
活動が軌道に乗れば、徐々に活動範囲を広げる予定。アドバイザー役の金義信特任准教授は「依頼も少しずつ増えてきた。新しい地域交流の形として定着させたい」と話している。 |
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(2010-10-30) |
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地域守る気概背負いはんてん新調 仙台の階子乗り隊 |
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出初め式などで伝統のはしご乗りを披露する仙台市内7消防団の階子(はしご)乗り隊のはんてんが、デザインを統一して新調された。企業などでつくる「仙台消防階子乗り保存会」(藤崎三郎助会長)が設立20周年を記念して作った。
新しいはんてんは、階子乗り隊の関係者でつくる検討会でデザインを決めた。紺色を基調に、腰の部分に七つの隊を表す白い線が7本入っている。肩と袖部分の朱色の線で、役職が分かるようにした。
背中には隊名が入った、それぞれのシンボルマークをあしらった。青葉消防団は仙台藩祖伊達政宗のかぶとの三日月と駒、泉消防団は泉ケ岳をイメージする山と波紋が描かれている。
保存会は120万円をかけて175着作り、各隊に25着を贈る。11月2日の設立20周年記念式典でお披露目し、隊員たちは来年の消防出初め式から着用する。
1884年には始まっていたとされる仙台のはしご乗りは「自分たちの地域は自分たちで守る」という火消しの気概を示す存在だった。後継者不足で1974年に活動を中断したが、89年に復活。現在は7隊で236人が練習に励んでいる。
保存会は90年、はしご乗りを伝統文化として継承していこうと、消防関係団体と経済団体などが設立した。会員は約70の団体と個人で、物心両面で階子乗り隊を支えてきた。
新しいはんてんを試着した泉消防団階子乗り隊組頭の今野信一さん(61)は「身が引き締まる思いで、若い隊員も喜ぶはず。活動の励みになる」と話している。 |
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(2010-10-30) |
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禁煙を専門家が支援 仙台市や薬剤師会 |
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たばこの大幅値上げをきっかけに、禁煙に取り組む人が増えている。受動喫煙防止のため、喫煙できる場所が減っていることも「禁煙への挑戦」を後押ししているようだ。いかにして禁煙するかを専門家に聞いた。
<有害物質を測定>
「禁煙に関する相談日を毎月設け、禁煙の手順やニコチン離脱症状(禁断症状)への対処方法を個別に説明しています。一人でがむしゃらに取り組んでも成功率は低いので、興味がある人は相談に来てください」
こう話すのは、仙台市太白区保健福祉センター家庭健康課の担当者。市内の各区ではほぼ同様の取り組みを行っている。
太白区の場合、まずアンケート用紙に喫煙の程度を記入してもらった上で、計測器で呼気中の一酸化炭素濃度を測るなどして、有害物質がどのぐらい肺に取り込まれているかを調べる。
ニコチンへの依存度が高い人には、ニコチンパッチやニコチンガムといった禁煙補助薬の使用や、医療機関が設置する禁煙外来への通院を勧める。依存が軽度の人は区の担当者のアドバイスを受けながら補助薬なしで禁煙に取り組んでもらう。
<軽度なら薬不要>
「禁煙で最もつらいのはスタートして2、3日目。いらいらするなどの離脱症状を強く感じますが、症状は2〜3分しか続きません。これを乗り切ればかなり成功度は上がります」と担当者。
アドバイスがほしいときは、その都度メールや電話で受け付ける。補助薬を使わずに禁煙できるのは2〜3割という。
宮城県薬剤師会も禁煙指導に力を入れる。薬剤師会が認定する禁煙支援・指導薬剤師の富永由美さん(仙台クローバ薬局)は「ニコチンガムやパッチは処方せんがなくても購入できます。禁煙を支援する薬局もあります」と教えてくれた。
禁煙するためには、まず自己喫煙量を確認した上で、ニコチンガムやパッチを説明書に従いながら使用。徐々に喫煙本数を減らして禁煙する。
県薬剤師会はホームページ上で禁煙支援・指導薬剤師がいる薬局を紹介している。富永さんは「禁煙に挑戦する人はぜひ薬剤師に相談して」と呼び掛ける。
<増える外来利用>
禁煙外来に通う人も増えており、宮城県医師会健康センター(宮城野区)には昨年の2倍の患者が訪れているという。
従来のニコチンパッチに加え、より禁煙成功率が高いとされる飲み薬も2年前に健康保険の対象になった。脳神経細胞のニコチン受容体に作用し、たばこを吸ったような満足感が得られる。受容体に作用しているときにたばこを吸っても満足感が得られないので、禁煙しやすくなるという。
同センター健診管理部長の森益子医師(禁煙外来担当)は「よい薬はありますが、魔法の薬ではありません。何よりも『たばこをやめよう』という気持ちが一番大切」と強調する。コーヒーや酒を飲むことなど、喫煙と結びつく生活習慣を変えるのも禁煙達成に役立つという。 |
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(2010-10-30) |
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仙台市議会:開示請求なしで、政調費領収書公開へ |
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◇県議会並み改革を−−市民オンブズ
仙台市議会の政務調査費の使途透明化に向け、改革案(答申)をまとめている議会改革検討会議(座長・渡辺公一市議)は21日、政調費として支出したすべての領収書を開示請求の手続きなしで無料で閲覧できるように条例改正する案で合意した。ただ、領収書の閲覧のみで政調費の適正な支出が保証されるわけではない。仙台市民オンブズマン(十河(そごう)弘代表)は、使途を明記する活動記録簿の公開など透明化で先行する県議会と同レベルの運用改善を求めている。【比嘉洋、高橋宗男】
市議会が改革を迫られている背景には、政調費の使い道が不適正として返還するよう求める訴訟の増加がある。最高裁は09年10月、パソコンやデジタルカメラの購入費として03年4月に支出された政調費の一部について違法と判断した。08年度支出の政調費の一部についても現在、仙台地裁で係争中だ。
仙台市議会の政調費の透明化は全国的な傾向と比べ遅れているのが現状だ。全国市民オンブズマン連絡会議(名古屋市)のまとめによると、領収書をすべて公開していないのは、19の政令市の中で仙台と北九州のみ。仙台市議会では現在、1万円以上の支出分の領収書を公開しており、すべての領収書を公開するのは来年5月以降の支出になる。
この日の検討会議では、領収書の全面公開に合わせ、無料閲覧も同時に可能にする案で各会派間で合意した。個人情報に該当する部分を塗りつぶす作業が済んだ文書から公開し、原則的に申請した日に閲覧できるようになる。市によると、従来は有料の開示請求の申請手続きが必要で、実際に公開されるまで最大60日かかった。
座長の渡辺市議(民主クラブ仙台)は会議後、「ようやく全国並みになる。初年度はおっかなびっくりで支出を控える議員も出てくるかもしれないが、使途基準の理解が進めば混乱はなくなるだろう」と語った。
一方、県議会では04年4月から領収書の閲覧を認めている。さらに、09年3月には使途の透明化を図るために「政務調査費の手引」を作成。領収書とともに、各議員が政務調査の目的地や所要時間、調査の目的や内容について記入する「活動記録簿」の公開も義務付けられ、支払金額と活動内容の照合ができるようになった。
「手引」の運用により、09年度の政調費の支払総額は2億2327万円となり、運用前の08年度より3190万円減るなど効果はてきめんだ。
仙台市議会も政務調査の活動内容の報告を義務付けているが、会派別に記入しているため、各議員の活動と領収書との照合は事実上不可能だ。仙台市民オンブズマンは県議会の手引を「全国トップレベル」と評価しており、市議会の野田譲議長に対し「県議会に準じた適正な基準・手引の策定」を申し入れている。検討会議が今後、運用面についてどのような決断をするのか注目される。
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(2010-10-24) |
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就寝前の「むずむず脚症候群」の対策学ぶ 仙台で講座 |
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夜寝る前などに脚がむずむずして寝られなくなる「むずむず脚症候群(RLS)」をテーマにした市民公開講座「眠れていますか?〜話題のむずむず脚症候群を知ろう」が23日、仙台市青葉区のホテルで開かれた。症状に悩む人ら約250人が受講した。
広南病院神経内科の大沼歩診療部長と仙台医療センター神経内科の鈴木靖士科長が基調講演。原因は脳内の神経伝達物質の障害が有力とされるが解明されていないことや、治療には喫煙や飲酒といった生活習慣の見直しと服薬が有効であることを紹介した。
来場者が質問できるパネル討論もあった。受診科について青葉病院の菅野道院長は「精神科や神経内科など睡眠障害の専門医がベター」と助言。東北大大学院医学系研究科神経内科学分野の武田篤准教授は薬の副作用に関し「眠くなることがあるが不眠には好都合。リスクを過剰に不安がらず、むしろ眠れて生活の質が上がる利点に目を向けてほしい」と語った。
国内ではRLSの潜在患者が人口の2〜5%に達するとされるが、多くの人が有効な治療を受けられずにいるという。講座は製薬会社日本べーリンガーインゲルハイムの協賛で、河北新報社が主催した。 |
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(2010-10-24) |
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振り込め詐欺1000万円被害 仙台の女性 |
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仙台市青葉区の無職の女性(61)が22日夜、振り込め詐欺で約1000万円をだまし取られたと仙台北署に届けた。
北署によると、自宅に20日、30代の息子を名乗る男から「携帯電話を新しくした」と電話があった。翌21日、同じ声で「会社の金で株を買ったことがばれた。390万円を立て替えてほしい」と電話があり、女性は同日、指定された複数の口座に現金を振り込んだ。
22日にも「会社の後輩が自分の名前を勝手に使い、会社の金で株を買ってしまった。穴埋めのため380万円を振り込んでほしい」と連絡があり、女性が指定口座に現金を振り込むと、直後に「振り込んでもらった口座は使えない、別の口座に200万円を振り込んでほしい」と連絡があった。
女性は計7回にわたり、六つの口座に計約1000万円を振り込んだが、22日夜に電話で息子本人と連絡が取れ、被害に気付いた。
県内では家族を装って「会社の金を使ってしまった」などと電話し現金をだまし取る振り込め詐欺被害が後を絶たず、県警は「自分一人で判断せず、警察に相談してほしい」と呼び掛けている。 |
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(2010-10-24) |
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展示、映像、トーク発信して10年 せんだいメディアテーク |
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仙台市青葉区の複合文化施設「せんだいメディアテーク」が来年1月に開館10周年になるのを記念する行事が23日、同館で始まった。12月26日まで多彩な展示やトークショーを企画しており、図書館、市民ギャラリー、映像ライブラリー、視聴覚障害者への情報提供の四つの機能を担う施設の歩みを振り返り、次の10年間に向けた役割を市民とともに考える。
記念行事は表の通り。同日始まった「いま、バリアとはなにか」をテーマにした展示・アートプロジェクトは、館内で六つの企画を行う。
このうち、展示「消費社会と均質化を乗り越えるアートの夢」は、約1100平方メートルの6階ギャラリーの天井から一般家庭が提供した日用品約600点をつるしている。同様につり下げられたモニター30台では、東京・宮下公園の整備計画など社会問題を扱ったドキュメンタリー映像を上映する。
7階スタジオは、全盲の美術家光島貴之氏の「音と触覚で生活世界をなぞる」を開催。聴覚、触覚で認識する光島氏の日常を作品でたどる。
定禅寺通に面したガラスを使った展示、市民図書館の本にメッセージを書いたしおりを挟むプロジェクトも行われている。
トークセッション「コミュニケーションの未来へ」は3部構成。第1部は、弁護士の田門浩氏らが、第2部は作家のいとうせいこう氏らがゲスト。第3部はブロードキャスターのピーター・バラカン氏らがコミュニケーションの意味を探る。
上映「ことばをこえて―映像の力」も3部構成で、第1部は茂木綾子監督の「島の色 静かな声」(2008年)など6作品を紹介する。ゲストトークもある。
28日と11月25日は休館。市民図書館は月曜と祝日の翌日に休館(11月24日は開館)する。連絡先はせんだいメディアテーク022(713)4483。 |
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(2010-10-24) |
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マンション住民見守る「絆」 仙台中央署特別班が腕章着け巡回 |
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仙台市中心部のマンションを対象に、高齢者の安否確認や児童虐待の早期発見につなげようと、仙台中央署は巡回連絡の特別班「絆(きずな)」をつくり、巡回に力を入れ始めた。近隣や地域との関係が薄いとされるマンション住民と顔の見える関係を築き、お年寄りの孤立や児童虐待などに対応する。中央署の高橋幸治地域課長は「警察と住民とのきずなを強める活動を展開する」と意気込んでいる。
特別班は9月、中央署地域課の20〜50代の署員9人で発足した。毎日、2、3人ずつに分かれて管内のマンションを訪ね、入居状況や管理体制を確認している。
総務省の2008年住宅・土地統計調査によると、仙台市内にあるマンションなどの共同住宅は26万4600戸、全住宅の59%に上る。青葉区の共同住宅は、その約3割を占める。
「ポストに郵便物がたまっている」「部屋の住民と連絡が取れない」。中央署には毎月、住民の安否にかかわる問い合わせが数件寄せられる。
管内のマンションで最近、病死とみられる80代の女性が白骨化した状態で見つかった。女性は独り暮らしだったため、発見されず1年ほどたっていたという。
中央署によると、住民の安否確認の必要性が高まる一方、オートロックの普及で住民の姿は見えにくくなった。地域のつながりも弱まったとされ、児童虐待への対応も大きな課題だという。
尾形正人署長は「社会問題化している高齢者の孤立や児童虐待などへ、警察として先手を打って取り組む」と特別班の意義を強調する。
青葉区立町地区民生委員の吉岡召子会長(69)は「民生委員が訪問してもプライバシーの問題を指摘されるケースが増えた。児童虐待の芽を見付けても、接触できないことがある」と話し、特別班の活動に期待する。
<巡回連絡>交番や駐在所に勤務する警察官の業務の一つ。地域の家庭や事業所を訪問、所在を把握するとともに、住民の相談事や要望を聞き、警察活動に反映する。緊急時に備えて、住民の氏名や連絡先の確認も任意で行う。 |
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(2010-10-17) |
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イトーヨーカドー泉店閉店へ 仙台撤退、消費減響く |
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大手スーパーのイトーヨーカ堂(東京)が、仙台市内唯一の店舗「イトーヨーカドー仙台泉店」を閉店する方向で検討していることが14日、市幹部の話で分かった。店舗建物の8割強を所有する住友商事との賃貸契約が2012年6月末に切れることから、契約を更新しない形で撤退するとみられる。
仙台泉店は1992年、仙台市地下鉄泉中央駅前に開業した。地上5階、地下1階で売り場面積は1万3667平方メートル。
地元商工関係者によると、最近は個人消費の低迷や他社郊外店との競争激化で売り上げが大きく落ち込んでいたとされ、営業継続は困難と判断したとみられる。
仙台市に対しては、住友商事がヨーカドー撤退の方向を伝え、後継の核テナントを誘致する方針も説明しているという。市幹部は「(新テナント誘致などによる)泉中央駅周辺の活性化に向けた動きと受け止めている」と述べた。
宮城県内のヨーカドー店舗は今年1月、石巻中里店(石巻市)が閉店。仙台泉店が撤退すると、県内では石巻あけぼの店(石巻市)のみとなる。
親会社のセブン&アイ・ホールディングス(HD)は「住友商事と契約更新について協議中だが、現段階では何も決まっていない」と話した。
同HDは8日、イトーヨーカドーについて来年2月までに全国で6店舗を閉鎖し、その後も毎年、6、7店舗を閉める方針を示していた。 |
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(2010-10-17) |
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J1残留争い:仙台、あすホームでF東京戦 |
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J1仙台は16日、仙台市のユアスタ仙台で、15位のFC東京と対戦する。現在の勝ち点が27の13位仙台に対し、FC東京は24と勝ち点3差で、J1残留争いにしのぎを削るライバルの一つ。直接たたいてリーグ終盤戦を優位に進めたい。
先発2トップは、FC東京から8月に期限付き移籍した赤嶺真吾と、中原貴之のコンビが有力。日本代表から合流したMF関口訓充も体調は問題なく、先発できそうだ。
14日は約1カ月ぶりの使用となるユアスタ仙台で、紅白戦を実施。ピッチは夏場の荒れた状態から回復しており、選手は感触を確かめるようにボールをけった。
昨季、ヤマザキナビスコ・カップを制し、日本代表の今野泰幸(宮城・東北高出)らを擁するFC東京は今季、5勝9分け11敗。成績不振のため先月、城福浩監督から大熊清監督に交代し、前節、湘南に勝って11戦ぶりに勝利した。11日の天皇杯全日本選手権3回戦もJ2北九州に2―0で勝ち、調子は上向きだ。
手倉森誠監督は「大熊監督に代わり、(かつて指揮した前身の)東京ガス時代の縦に早いサッカーに戻った印象だ。順位が下のチームと思わず、タイトルも取った強豪相手として挑みたい」と話している。
◎赤嶺、古巣へ恩返しゴール狙う/「必ずチャンスは来る」
赤嶺が古巣相手に恩返しのゴールを誓う。8月に自身初となる移籍(期限付き)で仙台に加入。今回の対戦を「楽しみだが、変な感じはある」と違和感を覚えるが、「レンタルとはいえ今は仙台の一員。仙台が勝利できればいい」とフォア・ザ・チームで白星奪取に貢献する。
加入後、けがで欠場した試合もあったが、7試合に出場し2得点。味方がボールを持った時の動きだしの良さやクロスに反応し、相手守備を置き去りにするスピード、シュートの正確性と高い技術を発揮してチームにとけ込んだ。今ではFWとして不可欠な存在になった。
対戦相手のFC東京は代表選手を輩出しており、チーム全体として「個人の能力が高い」。さらに最近のリーグ、カップ戦では「2連勝中で調子も上がっている」。
だが、ユアスタでの戦いはサポーターの後押しが大きな力となる。「ホームで勝てば勢いに乗れる。必ずチャンスは来る。しっかりゴールできたらいい」と万全の準備で受けて立つ覚悟だ。(千葉淳一)
◎10戦ぶり先発へエリゼウが闘志
センターバックのエリゼウが8月1日の川崎戦以来、リーグ戦で10戦ぶりの先発が濃厚。渡辺の出場停止で出番が巡ってきた。「すべての力を出して勝利に貢献したい」と張り切っている。
プレーに精度を欠いて定位置を失ったが、「プロとして前向きにやれば、チャンスは必ず来る」と修正し、出番を待った。「自信を取り戻し、期待に応えたい」と、この一戦に懸ける。
FC東京は昨年の天皇杯からたびたび対戦。「平山は高さがあるので、いい準備をして競り負けないようにしたい」と注意点を挙げ、「うちは日本代表の関口がいるから大丈夫」と勝利を誓った。 |
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(2010-10-17) |
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コミュニティサイクル:短距離移動に自転車共同利用 来月、社会実験 |
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◇中心部に10カ所拠点設け
仙台市は11月の1カ月間、街中での短時間、短距離の移動に自転車を共同利用する「コミュニティサイクル」の社会実験を行う。自家用車の利用を抑え、二酸化炭素(CO2)排出量の低減にもつながることから欧州などでは都心部の新たなシステムとして定着しつつあり、日本でも将来的な導入を視野に各地で実験が始まっている。市交通政策課は「仙台らしいシステムを模索するために多くの市民に意見を寄せてもらいたい」と利用を呼び掛けている。【高橋宗男】
コミュニティサイクルは、観光地などでのレンタサイクルとは異なり、借りた場所に返す必要はない。中心部に複数地点設けられたサイクルポート(拠点)で自転車を借りたり返したりして、短距離の移動に自転車を共同利用するシステムだ。
仙台市の実験では、JR仙台駅から西の中心部に10カ所のサイクルポートを設置し、26インチ型の自転車100台を配置する。対象は身分証明書を持っている18歳以上(高校生は除く)の人で、利用時間は午前8時〜午後7時(返却は午後7時半まで)。利用には専用のICカードが必要で、青葉区一番町3のPARM−CITY131ビル2階の現地本部か、市のホームページ(http://www.city.sendai.jp/toshi/kotsukeikaku/)から登録できる。
先進地のパリでは、約1450カ所のサイクルポートに約2万6000台の自転車が配置されており、30分以内の利用は無料とし、それ以降は30分後ごとに課金するシステムをとっている。市は今回の実験で、できるだけ多くの市民に体験してもらうために利用料を無料とした。実験を基に利用時間などの傾向を探り、将来的に採算のとれる事業にできるか検証を進める方針。
市交通政策課の佐藤良一課長は「コミュニティサイクルはみんなで使うものなので、長時間利用は避け、走行マナーもしっかり守ってほしい」と話し、「回遊性が増すことによる中心地域の活性化」にも期待を寄せている。
一方、世界各地の自転車利用状況に詳しいNPO法人自転車活用推進研究会(東京都)の小林成基事務局長は「コミュニティサイクルが成り立つかどうかは総合的な交通政策の問題」と指摘。パリでは1995年に8・2キロだった自転車専用道路の総延長距離が500キロまで延びていることなどを挙げ、「自家用車に不便なまちづくりに踏み込む必要も出てくる」と話した。
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(2010-10-17) |
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セレーノ:マンション分譲業、事業を停止 |
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民間信用調査会社の東京商工リサーチ東北支社によると、仙台市青葉区のマンション分譲業「セレーノ」(成沢久則社長)が12日付で事業を停止した。負債総額は09年9月期で約49億7300万円とみられるが、在庫処分により減少している可能性もある。
セレーノは89年設立。マンションの企画設計を手掛け、98年からは自社ブランドの分譲マンションを仙台市を中心に販売し、07年9月期の売上高は58億5259万円に達した。しかし、サブプライムローン問題に伴う不動産市況の悪化などで09年9月期の売上高は約27億円に大幅に減少し、債務超過に陥った。事後処理は弁護士に一任し、11月末をめどに法的整理か私的整理にするかの方向性を決める。 |
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(2010-10-17) |
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秋バラ鑑賞会:来園者うっとり−−仙台市農業園芸センター |
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仙台市農業園芸センター(仙台市若林区)で「秋バラ鑑賞会」が開かれており、鮮やかな色彩と香りが来園者を楽しませている。
同センターによると、約200品種のバラを育てており、約1200株が咲くという。同市農業園芸振興協会主任の阿部清さん(50)は「秋のバラは春よりも色鮮やか。今年の猛暑を耐えぬいたバラをぜひ見に来てほしい」と呼び掛けている。
同区の加藤正広さん(62)は孫の心美ちゃん(3)と訪れ、「バラの香りが好き。孫は赤いローラのバラが好きみたい」と話した。
鑑賞会は24日までで、時間は午前9時〜午後4時。入場無料。問い合わせは同協会(022・288・0811)。 |
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(2010-10-17) |
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光のページェント:応援団’Sカード発売 実行委、運営資金安定化へ |
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仙台の冬を彩る「光のページェント」の実行委員会は14日、運営資金を安定して募るため「ページェントひかっぺ応援団’Sカード」(1000円)を発売すると発表した。実行委は「多くの木をライトアップするためにも安定した財源が必要」と応援団への入団を呼び掛けている。
光のページェントは今年で25回目。12月3日から31日まで定禅寺通のケヤキ160本を約60万個のLEDや白熱球でライトアップする。実行委によると、予算の約2割を占める企業協賛金が不況のあおりで毎年数百万円ずつ減少しており、今年は予算不足と地下鉄東西線工事のため青葉通でのライトアップを取りやめるなど、ページェントの規模縮小につながっている。実行委は応援団の支援により今後の安定した運営につなげたい考えだ。
応援団に入ると会員番号が与えられ、今月末にアップされる専用ホームページで自分の寄付金がどのエリアの木の点灯に使われるのかが分かる。入団申し込みは16日、仙台市泉区のユアテックスタジアム仙台で行われるベガルタ仙台−FC東京の試合前や、23日の同市青葉区の「仙台三越」と「藤崎」の前で行う街頭募金の際にもできる。問い合わせは実行委(022・261・6515)。 |
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(2010-10-17) |
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かご、ボートで楽しさつなごう 仙台「おもしろ駅伝」23日 |
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仙台市若林区河原町周辺を会場にした「広瀬川おもしろ駅伝大会」が23日、開かれる。かごかきや二人三脚でたすきをつなぐユニークな駅伝で、3月に続き2回目。今回は商店街や史跡を巡るウオークラリーも併催する計画で現在、参加者を募集している。
街ににぎわいを生むのが目的。市の呼び掛けに応じた区内の企業や商店街、町内会の関係者らで結成した実行委員会(菅井一男委員長)が主催。3月の会場は駅伝コースの広瀬川河川敷だけだったが、街中でウオークラリーも開き会場の範囲を広げる。
駅伝コースは伊達政宗ゆかりの旅立稲荷(いなり)に近い広瀬橋下流から宮沢橋までの河川敷約1キロ。1チーム9人で「走る」「車いす」「二人三脚」「かごかき」と役割分担してたすきをつなぎ、最終走者はボートで川に浮かべたブイを1周する。
チーム編成では年齢や男女に関する条件があるが、走者順は作戦次第。服装も自由で、3月はちょんまげ姿やネコの仮装で出るチームもあって会場を沸かせた。
「ごっくん! おもしろ奥州街道ウオークラリー」と銘打ったウオークラリーのスタートは、荒町市民センターと七十七銀行河原町支店の2カ所。街道沿いの商店や史跡など30カ所を1組2〜4人で10組が手分けし、デジタルカメラで取材しながら歩く。結果は駅伝会場に移動してまとめ、11月中にマップにする。
ウオークラリーの休憩所では地元の菓子が提供されるほか、駅伝を含め参加者全員に河川敷で3種の鍋が振る舞われる。
菅井委員長は「河川敷は眺めがよく、周辺は史跡も多くて文化の薫りが漂う。人通りが減る中で内外から人を呼び、楽しく地域をPRしたい」と話す。
駅伝、ウオークラリーともに無料。駅伝は15チームを募集し、締め切りは20日。ウオークラリーは22日。連絡先は市若林区まちづくり推進課022(282)1111、内線6132。 |
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(2010-10-17) |
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仙台・荒浜産廃 市、代執行で撤去へ |
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仙台市若林区荒浜の廃棄物処理業「ミヤショウ」の敷地に大量の産業廃棄物が放置され、隣接地に土壌汚染が広がっている問題で、撤去などを求めた市の措置命令に同社と関連会社「日生化学工業」(若林区)が従う意思がないとして、市が撤去を代執行する準備に入ったことが15日、分かった。
市は措置命令で、15日までに撤去作業に入るよう期限を定めたが、2社からそれぞれ文書や電話で「費用が負担できず、撤去できない」などと伝えられたという。
廃棄物が放置されている周辺は水田で、市廃棄物指導課は「土壌汚染が広がらないよう早期に解決する必要がある」と判断。本年度内に予算を確保し、廃棄物処理法に基づき代執行する方針を決めた。撤去費用は2億数千万円程度と見込む。今後、刑事告発も検討するという。
廃棄物は自動車の解体で出た破砕プラスチックなどで、総重量は約5000トンに上るとみられている。同課は「処理すべき総量を早急に調べ、廃棄物が周辺の水田に飛散しないよう処理方法を検討したい」と話した。
市が2009年10月以降、現場の環境調査を実施した結果、廃棄物から高濃度の鉛が検出された。土壌汚染や水質汚濁、廃棄物の崩落、飛散を防ぐため市は9月、2社に対し、11年1月末までに撤去作業を終えるよう措置命令を出していた。 |
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(2010-10-17) |
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裁判員裁判:自宅放火の男、懲役4年判決 |
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自宅で灯油をまいて火を付けたとして現住建造物等放火罪に問われた仙台市泉区高森7、無職、名倉昭彦被告(43)に対する裁判員裁判の判決公判が15日、仙台地裁であった。川本清厳裁判長は懲役4年(求刑・同7年)の判決を言い渡した。
川本裁判長は判決で、「周辺の住宅にも延焼する恐れが大きかった危険な犯行」と指摘し、「元妻との離婚や子供の親権の問題から自殺に至ったという経緯を踏まえても身勝手で同情できない」と判断した。一方、「離婚に応じ、親権を放棄していることから反省している」と、同罪で法定刑の下限(同5年)を下回る判決にした理由を述べた。
判決によると、名倉被告は今年3月21日、自宅1階のリビングで床に灯油をまいてライターで点火し、放火。床や天井など21・5平方メートルを焼いた |
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(2010-10-17) |
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仙台育英が男女とも優勝 全国高校駅伝宮城県予選 |
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男子第61回、女子第22回の全国高校駅伝競走大会宮城県予選会は16日、宮城県亘理町の日本陸連公認マラソンコースで行われ、男女とも仙台育英が優勝した。男子は2年ぶり22度目、女子は19年連続19度目。
◇男子成績
(1)仙台育英 2時間6分14秒
(2)東北 2時間9分0秒
(3)明成 2時間9分5秒
(4)利府 2時間10分39秒
(5)仙台三 2時間16分50秒
◇女子成績
(1)仙台育英 1時間9分25秒
(2)利府 1時間14分55秒
(3)聖和学園 1時間15分31秒
(4)常盤木学園 1時間16分24秒
(5)明成 1時間17分12秒 |
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(2010-10-17) |
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仙台・燕沢にご当地ヒーロー つながり深める象徴に |
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仙台市宮城野区燕沢地区に、ご当地ヒーロー「ギャミ人」が誕生した。地域の子どもたちの未来を守り、宮城県産品の振興も狙う正義の味方。地元のおやじたちとボランティアの大学生が力を合わせて生み出した。制作費は格安だが、全県区での人気獲得を目指している。
9日に開かれた燕沢児童館(宮城野区)の児童館まつり。集まった子どもたちの前に、地球征服をもくろむ悪者・バイキンマンが現れた。
そこへ、子どもたちを救うギャミ人がさっそうと登場。必殺の剣「かまぼこソード」を封印したまま、クモの巣攻撃で、児童館の大沼光次館長(63)が扮(ふん)したバイキンマンを見事に撃退した。
敵を倒した後は、子どもたちとのじゃんけん大会。戦いとは打って変わって、じゃんけんにはめっぽう弱く、子どもたちに賞品のあめを次々に献上した。
新しいヒーローは、燕沢東地区のおやじの会「ゆうゆう会」(高橋正彦会長)のメンバーが考案。「子どもたちに地域を愛してもらい、つながりをさらに深めるシンボルにしたい」と、2月ごろから準備を始めた。
名前は「みやぎ」を逆さ読みにした。体は、森を大切にする心を表した緑色。額のツバメマークが、燕沢地区への愛を示している。鋼のような全身を包むのは、ヘルメットや風呂マット、網タイツなどを使った手作り品で、制作費は約3万円の格安ヒーローだ。
ショーは、児童館でボランティアを務める地域の大学生が担う。ギャミ人を演じた東北福祉大2年の本郷真哉さん(20)=宮城野区=は「暑い上に外の音も聞こえなくて大変だったが、これからもっと受けるように頑張りたい」と言う。ともに東北工大2年の後藤基成さん(20)=同=と山田雄太さん(20)=同=は傍らに付き添い、進行役を務めた。
早くも幼稚園などでの催しに声がかかるギャミ人。今後、2号もつくる予定だという。
大沼館長は「地域と子どもに元気を与えてほしい。有名になってくれれば、送り出した地元としても鼻が高いです」と活躍に期待する。 |
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(2010-10-17) |
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手拍子に乗り、アカペラ響く 商店街でライブ |
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東北各県のアカペラグループなどを招いたライブ「伊達な街 四丁目アカペラストリート」が16日、仙台市青葉区の一番町四丁目商店街で始まり、買い物客らは息の合った歌声を満喫した。17日まで。
ライブは歌声で街中のにぎわいを演出しようと学生有志と商店街が企画し、昨年始めた。東北6県の学生や社会人、プロバンドなど2日間で計46組が出演。伸びやかなハーモニーと低い声でのリズムを織り交ぜて多彩な曲を披露し、観客から盛んな拍手を受けた。
仲間6人とアニメソングを熱唱した福島大1年の板口桃花さん(18)は「観客のみなさんが手拍子で曲に乗ってくれて感激した」と話した。
最終日の17日は午前11時スタートで、午後6時から出演者と観客が一緒にアカペラを楽しむステージも予定されている。
ライブは一番町四丁目商店街振興組合が催す「秋の感謝祭」に合わせて開かれた。 |
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(2010-10-17) |
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振り込め詐欺:今年の被害、148件 被害総額は2億円超す |
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県警生活安全企画課は8日、今年の県内の振り込め詐欺の被害総額が2億円を超えたと発表した。息子を名乗り現金を指定口座に振り込ませる「オレオレ詐欺」が増加しているのが特徴で、高校などの名簿を利用して電話をかけているとみられる。同課は「現金を要求する電話は詐欺と疑ってほしい」と訴えている。
同課によると、7日までの振り込め詐欺事件の被害は148件で、被害額は計約2億880万円。そのうちオレオレ詐欺の被害は52件で計約1億2970万円に上る。
詐欺の手口には共通点が多い。息子を名乗る男から自宅に「水でぬらして携帯電話を壊したので番号が変わった」と電話があり、知らない電話番号を教えられる。かけ直すと男から「会社の金で株を買った。ばれるとクビになる。190万円が必要だ」などと言われ、指定先の銀行口座に現金を振り込むよう要求されるという。
電話は、卒業者名簿などを利用しているとみられる。県警によると、8月以降、利府高や佐沼高、東北工業大などを卒業した20代後半〜30代の息子がいる家庭を狙ったオレオレ詐欺が急増しているという。
同課は「すぐに現金を振り込めと要求してくる電話は詐欺とみて間違いない」と指摘。「教えられた電話番号にかける前に息子さんの従来の電話番号にかけてほしい」と注意を呼び掛けている |
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(2010-10-11) |
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住宅敷地陥没:「防災管は無関係」 市と業者、調査状況明らかに |
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仙台市泉区高森4の住宅敷地で9月に発生した陥没事故で、市と、宅地を造成した三菱地所は8日、現地調査状況を明らかにした。
周辺では09年9月、土中に埋設した排水用の防災管の破損部分から土砂が流出したのが原因とみられる陥没が起きたが、今回の陥没について同社は「防災管は関係ない」との見解を示した。同社は今月下旬までボーリング調査を行い、原因を調べる方針。
三菱地所などは9月21日から今月1日まで、地盤に棒を刺し地盤強度を測る調査を実施。地盤が緩い範囲を長さ4・5メートル、幅3・6メートルと測定。陥没部分は深さ約16メートル、穴の直径1・9メートルと測定した。
三菱地所は、09年の陥没との関係について、「今回の陥没部分は防災管から約10メートル離れており、直接的な原因とは言えない」としている。
一方、市は今月末まで地下水の水位観測などを行う。また、事故調査委員会を設置し、泉区役所で13日に第1回委員会を行う |
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(2010-10-11) |
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みちのくYOSAKOIまつり:仙台6会場で開幕 1万人舞う |
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第13回みちのくYOSAKOIまつり(実行委員会主催)が9日、仙台市内6会場で開幕した。全国各地から集まった1万人の踊り子たちが170グループに分かれ、力強い舞いで杜(もり)の都の秋を盛り上げる。10日まで。
雨模様にもかかわらず、各会場は大勢の見物客や踊り子たちでにぎわった。夫婦で見物した仙台市太白区の無職、辻和代さん(59)は「若い人が元気よく踊る姿を見て力をもらっている」と笑顔。「THE!!熱逢来(ざっつおーらい)」のグループで踊った若林区の保育士、菅野宏美さん(23)は「6年前から参加している。仲間と踊るのが楽しいから仕事が忙しくても続けてきた」と興奮した様子だった。10日は午前11時半から定禅寺通で、午後5時からは一番町商店街でパレードが行われる |
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(2010-10-11) |
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劇団四季仙台公演「マンマ・ミーア!」きょう開幕 |
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スウェーデン出身のポップグループ「アバ」の楽曲を使った劇団四季のミュージカル「マンマ・ミーア!」仙台公演(河北新報社など主催)が10日開幕する。会場になる仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城では9日、最後の通しげいこが行われ、報道関係者らに公開された。
通しげいこは1幕、2幕合わせて約2時間45分で、出演者は本番と同じ衣装を着用。ギリシャの海を思わせる青を基調にした美しいステージで、「ダンシング・クイーン」など、アバのヒット曲を歌い上げた。
仙台公演は11月23日まで計42回上演する長丁場。一つの役を複数の俳優が演じる形も想定している。ドナ役の一人浜田めぐみは「仙台公演に向けて、丁寧に役作りをしてきた。仙台の皆さまに感動をお届けしたい」と話した。 |
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(2010-10-11) |
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福祉大9季連続V 仙台六大学野球 |
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仙台六大学野球リーグ最終節第1日は9日、仙台市の東北福祉大球場で福祉大―東北学院大、東北大―宮城教育大の各1回戦を行い、福祉大と宮教大が先勝した。福祉大は2回戦以降に連敗し勝ち点を落としても勝率で学院大を上回るため、9季連続59度目の優勝を決めた。宮教大は連敗を20で止めた。
福祉大は1点を追う九回、2死三塁から茂山周平選手の右越え2ランで逆転に成功し、3―2で学院大を破った。リーグ通算最多の34勝目を狙った学院大の阿部博文投手は土壇場で記録達成を逃した。福祉大と2位が確定した学院大は22〜24日、仙台市民球場で行われる明治神宮大会東北地区代表決定戦に出場する。
宮教大は八回に3点を奪って突き放し、6―2で東北大に快勝。斎藤友克投手が7回2失点の力投でリーグ戦初勝利を飾った。
最終節第2日は10日、福祉大球場で宮教大―東北大、学院大―福祉大の各2回戦を行う。 |
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(2010-10-11) |
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星陵心臓友の会 活動40年 心つなぎ支え合う |
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心臓病患者とその家族でつくる「星陵心臓友の会」(仙台市)が、1971年の活動開始から40年目を迎えた。心臓病の患者団体は全国でも珍しいといい、事務局は「今後も会員たちの心のよりどころとして歩んでいきたい」と決意を新たにしている。
友の会は71年7月、東北大病院(青葉区)で心臓手術を受けた患者と家族らが設立した。発足以来40年間、1号も休まずに発行し続けてきたのが機関誌「こどう」(鼓動)だ。
B5判の約20ページで、事務局が月1回発行している。会員の手記や東北大医師の医学講座を掲載し、在宅患者らを精神面でサポートしてきた。
今月1日の最新号で472号を数えた。最新号は宮城野区に住む会員が撮影した伊豆沼(栗原市、登米市)の写真が表紙を飾った。
心臓移植患者の支援にも力を入れており、97年には移植手術を前に亡くなった患者の家族が寄せた400万円で「佐々木基金」を創設。国内外で移植手術を受ける患者の支援団体などに送金している。
一方で、多い時には約2500人を数えた会員数は年々減少し、現在は約1500人にまで落ち込んでいる。
心臓手術を受ける患者は年々増えているが、個人情報保護法の施行後は医療機関から患者リストを入手できず、勧誘が難しくなったという。
友の会設立時から事務局を引き受けている渡部格会長(83)は「家族や仲間をはじめ東北大医局の支えがあったからこそ、ここまで続けられた」と話す。
年会費3000円。活動を側面支援する賛助会員の制度もある。連絡先は仙台市宮城野区木ノ下1の17の17、星陵心臓友の会事務局022(296)0584。 |
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(2010-10-11) |
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楽天・中村紀退団へ きょう正式発表、現役続行を希望 |
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東北楽天の中村紀洋内野手(37)が、来季の戦力構想から外れていることが30日、分かった。1日に正式に発表される。本人は「(自宅のある)大阪に戻り練習する」と話しており、現役続行を希望している。
中村紀は2009年、球団初のフリーエージェント(FA)選手として中日から入団。しかし腰痛などに悩まされ、09年は77試合で2本塁打。2年契約の最終年である今季も、129試合で打率2割6分6厘、13本塁打、64打点にとどまった。9月19日の試合で右太もも肉離れを起こし、21日に1軍登録を抹消された。
1992年に近鉄入りし、2000年には本塁打、打点の2冠を獲得。米大リーグのドジャース、オリックス、中日を経て、東北楽天に入団した。日本での通算成績は、1944試合で打率2割6分6厘、378本塁打、1202打点。
◎古屋打撃コーチにフロント入り打診
東北楽天は30日、古屋英夫1軍打撃コーチ(55)に対し、来季コーチとして契約を結ばない意向を伝え、フロント入りを打診した。さらに、福原峰夫2軍内野守備走塁コーチ(53)から退団の申し出があり、受理したと発表した。米田慶三郎2軍育成コーチ(67)とも来季契約しないと明らかにした。
今季は得点力不足に悩まされたため、打撃コーチを1年で代える判断に至ったとみられる。福原コーチも新任で1軍に在籍していたが、5月に永池恭男2軍内野守備走塁コーチ(36)と入れ替えになった。 |
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(2010-10-03) |
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鉄壁 仙台地下鉄の可動式ホーム柵 設置1年転落ゼロ |
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仙台市地下鉄各駅のホームに転落防止の「可動式ホーム柵」が最初に設置されてから1年が経過した。年平均で5件の発生があった不意の転落事故は、ホーム柵の設置後はゼロになった。市交通局は「相当の効果を上げている」としている。
市交通局によると、転落事故は1987年の開業以来、計110件に上り、2009年度は5件、08年度は14件起きていたが、ホーム柵の設置後は1件もなかった。
人身事故に至るとダイヤは大幅に乱れ、復旧の見通しが立たない場合は代替輸送に切り替えざるを得ないなど、多くの人の交通に影響が出る。
市交通局は「酒に酔った客らの不意の転落がなくなったほか、傘や手荷物などの落下も相当数減った。安定運行が図られ、線路への飛び込みにも一定程度の抑止効果があった」と説明する。
ホーム柵は高さ1.3メートルで列車の到着に連動して開閉。列車との間に障害物を検知するセンサーが付いており、閉じこめを防止する。市は09年10月、富沢駅を皮切りに順次設置工事を進め、全17駅に計544基を取り付けた。費用は約20億円。
今後も柵の安定稼働を維持するため、利用者に柵に寄りかかったり、荷物を立てかけたりしないよう呼び掛けていく。
ホーム柵は01年に東京のJR新大久保駅で起きた転落死亡事故を契機に、全国で設置が進んでいる。国土交通省によると、全国でホーム柵を使用しているのは26路線の308駅。 |
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(2010-10-03) |
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殺人未遂:妻切りつけた疑い、77歳の男を逮捕 |
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同居の妻を包丁で切りつけたとして、仙台南署は1日、仙台市若林区上飯田2、無職、佐藤信夫容疑者(77)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。殺意を否認している。
容疑は、1日午前0時50分ごろ、自宅1階で殺意を持って妻(73)の頭を刃渡り約16センチの包丁で切りつけ、全治1週間程度のけがをさせたとしている。
仙台南署によると、佐藤容疑者は3人暮らし。2階にいた息子(46)が騒ぎを聞きつけ、1階で血を流し倒れている母親を発見、119番通報した。救急隊員と警察官が駆けつけたところ、佐藤容疑者は酒に酔った状態だったという。妻は「(佐藤容疑者は)普段から酒癖が悪く、酔うと暴れだし暴力を振るった」と話しているという |
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(2010-10-03) |
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「家族ケアの充実を」仙台でシンポ 臓器移植改正法の課題議論 |
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全国の大学や医療機関などで移植医療に取り組む看護師らでつくる日本移植・再生医療看護学会の学術集会が2日、7月に全面施行された改正臓器移植法への対応などをテーマに、仙台市青葉区の東北大医学部で開かれ、医療関係者ら約100人が参加した。
東北大大学院法学研究科の水野紀子教授(民法・家族法)は講演で、移植医療に関する法整備の流れや課題などを解説。改正法が15歳未満の子どもからの脳死による臓器提供や、親族への優先提供を認めたことをめぐり、「移植の公平性などの観点から、技術的な検討が不十分。医療者と法律の専門家の冷静な協力が必要だ」と指摘した。
水野教授や臓器提供にかかわる医師らによるシンポジウムもあり、医療現場の課題などについて意見を交わした。
市立札幌病院救命救急センター副医長の鹿野恒医師は、脳死状態となった患者と家族が個室で面会の制限なく過ごせる「看(み)とりケア」の実践を紹介。「人が亡くなるという視点を見つめ、家族に寄り添ったケアができるかどうかが臓器提供を判断する上でも重要になる」と強調した。
家族の承諾による脳死判定と臓器提供も可能になった改正法の施行後、「本人意思不明」の脳死判定は2日現在で13例に上る。脳死による臓器提供が一気に増え、医療体制や家族ケアの充実が課題になっている。 |
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(2010-10-03) |
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東北薬業健保組合で2億7600万円 経理担当の元事務長不明 |
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東北薬業健康保険組合(仙台市青葉区)は24日、組合の預金から約2億7600万円の使途不明金が発覚したと発表した。経理を担当していた組合の元事務長の男性(60)が8月上旬から行方不明になっているといい、組合は仙台中央署に業務上横領容疑で被害届を提出する予定。
組合の氏家久光常務理事によると、使途不明金は8月3日、厚生労働省東北厚生局の定期監査で発覚。前日の同2日に元事務長から組合に「急用で仕事を休む」と電話があり、それ以降職場に来なくなったという。家族も連絡が取れないため、警察に家出人届を出した。
元事務長は旧社会保険庁の元職員で、04年4月に組合に加入。事務長として組合の預金などを管理する経理事務を1人で担当していた。預金は主に組合員の保険料で、総額約5億5000万円あったという。
組合は東北医薬品卸業連合会の各事業所で構成する健康保険組合で、83年10月に設立された。10年7月現在の加入事業所は24社、被保険者数は5080人。
氏家常務理事は「元事務長に借金があったなどという話は一切聞いていない。どこにいるか分からないので、事情も聴きようがない」と困惑気味に話した。今後は複数の職員で預金を管理するなど、相互チェック体制を確立して再発防止に努めるという |
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(2010-09-26) |
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APEC高級事務レベル会合開幕 経済統合実現へ |
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アジア太平洋経済協力会議(APEC)は25日、仙台市青葉区のホテルで高級事務レベル会合を開き、域内21カ国・地域の経済統合を実現するため、自由貿易協定(FTA)など経済障壁を取り除く既存の枠組みを活用する手法について検討した。ただ、どのような枠組みを採用するかなど具体論をめぐって意見はまとまらず、11月に横浜市で開く首脳会議に向けてさらに調整を続けることになった。
昨年の首脳会議では、域内の経済統合構想「アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)」を実現するための道筋を、15年ぶりの日本開催となる今回のAPECで探ることを確認している。
域内の有力国である米国は、シンガポールなどが加盟し貿易や投資の完全自由化を目指すFTA「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)」に参加を表明。一方、中国は東南アジア諸国連合(ASEAN)に日本、中国、韓国を加えた「ASEANプラス3」を重視するなど、意見に違いがある。日本が掲げている「2020年にFTAAPを構築する」との目標については、各国・地域間で意見は一致しなかった。
一方、首脳会議で議題となる共通の経済成長戦略や、先進国、途上国がそれぞれに目標年次を掲げて貿易や投資の自由化を実施する「ボゴール目標」の達成度合いの評価については、これまでの調整でほぼまとまっている。
会合は26日、食料安全保障などを議論して終了する予定。 |
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(2010-09-26) |
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JR東日本:仙台支社、来月から事業所内に保育所開設 |
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◇11月以降は24時間も−−社員の育児と仕事の両立支援
JR東日本仙台支社は10月1日、社員の育児と仕事の両立を支援しようと事業所内保育所「ぽっぽランドせんだい」を開設する。不規則な勤務形態の乗務員らに配慮し、24時間保育などを実施する。
保育所は、グループ会社を含むJR東日本社員の児童(0歳〜小学校入学前まで)を対象にJR仙台駅近くの仙台市若林区新寺1に開設する。月曜日から土曜日の午前7時半から午後6時半までの間、保育士5人が交代で保育し、最大2時間の延長保育にも応じる。一時預かり保育も行い、11月以降は週2回の24時間保育を実施予定。
また、保育所近くのJR仙台病院小児科と連携し、子供の急病にも対応するなど手厚い保育サービスで社員の育児や育児休職からの復帰を支援する。定員は30人で現在、募集中だ。
これまでJR東日本は都内に2カ所の事業所内保育所を開設し、仙台は同社管内で3カ所目。開設に先立ち今月30日にオープニングセレモニーを行う |
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(2010-09-26) |
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仙台市外郭6団体の経営 4団体「注意必要」外部専門家 |
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外郭団体の在り方を見直している仙台市は、2009年度決算で経営状況が思わしくない6団体の外部評価結果をまとめた。仙台フィルハーモニー管弦楽団、市シルバー人材センター、仙台ひと・まち交流財団、市市民文化事業団の4団体が、4段階のうち深刻度のレベルが3番目に低い「経営状況の推移に注意が必要」と判定された。
景気悪化による事業収入の減少で、現金収支上、仙台フィルが約5800万円、シルバー人材センターが約300万円の赤字となり、営業努力など経営改善策の必要性を指摘された。ひと・まち交流財団、市民文化事業団ともに経常損失が生じており、経緯を注視することとした。
残る市障害者福祉協会、市産業振興事業団の2団体は、4段階のうち深刻度のレベルが最も低い「著しく経営状況が悪化しているとは言えない」と判断された。
外部評価は(1)赤字額が10年続くと債務超過になる(2)直近の3年間とも経常損失が生じている―など5項目の条件を設定。いずれかの項目に該当した6団体を、公認会計士3人で構成する市外郭団体経営検討委員会(委員長・成田由加里東北大大学院教授)が分析した。
これに関連して市は、外郭39団体の経営評価シートも公表した。09年度決算を基に、市職員の再就職人数や給与水準、財務状況、経営改善の方向性などを盛り込み、市のホームページで公開している。
08年度決算で約8億300万円の赤字を計上し、外部評価で2番目に深刻な「著しく経営状況が悪化し、経営改善努力が必要」と判定された市医療センターは、09年度決算で赤字を約1400万円まで圧縮し、外部評価の対象から脱した。 |
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(2010-09-17) |
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だてもん市場:自己破産 「出店で損害」テナント6業者が提訴 |
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◇運営会社の最大出資者相手に
近い将来の経営破綻(はたん)が予見できたのに物産市場「だてもん市場」(名取市下増田)に出店させ、損害を受けたとして、県内外のテナント6業者が16日、同市場運営会社の最大出資者「仙建工業」(仙台市青葉区)を相手取り、計約7000万円の支払いを求める損害賠償請求訴訟を仙台地裁に起こした。
訴状によると、仙建工業は運営会社の設立前から同市場のテナントを募集し、「希望者がほぼ満杯状態で、早く契約した方がいい」などと勧誘した。6業者は開業時から、土産物屋やすし屋などを出店。だが、実際は6割程度のテナントしか集まらず、開業から2カ月後には来客数も予測数の3分の1未満に激減した。さらに09年3月には運営会社の取締役会が反対していたのにもかかわず、強引に自己破産の申し立てを行ったという。
仙建工業は「訴状が来ていないのでコメントできない。届き次第、対応したい」としている。
「だてもん市場」は08年4月、東北の農水産品などを扱う地産地消の物産市場として仙台空港アクセス鉄道・美田園駅近くに開業。初年度は売上総額30億円、来場者340万人を見込んだが、運営会社は負債総額約13億円を抱えて自己破産を申請し、閉店した |
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(2010-09-17) |
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